いつも手を繋いで過ごした仲良し老夫婦、妻の死と同じ日に夫も亡くなる。

お互いを愛し合っている証として「死ぬ時は一緒」という文句がある。ずっと離れたくない気持ちを端的に表現した言葉だが、実際には同時に人生を全うするのは、ほとんど奇跡と言ってもおかしくないだろう。しかし、本当に深く愛し合っていたカップルなら、そんな驚きの出来事も起こせてしまうのかもしれない。

結婚59年目を迎えていた米国のある老夫婦は、療養所の同じ部屋の中である朝、ほぼ同時に亡くなった。不思議なことに、特に調子が悪い様子でもなかった妻は、「今日死んじゃうの」と告げた後しばらくして他界、直後に夫も息を引き取っていたことが判明したという。

この話題を伝えた米地方紙ノースウエストフロリダ・デイリーニュースによると、夫婦は79歳だった夫ジェームズ・ブラッキンさんと、76歳の妻ロリーさん。 2人はロリーさんが16歳のときにスケートリンクで出会ったそうで、すぐに駆け落ちして結婚した。寡黙な夫と、植物を育てるのが好きな妻は常に一緒。4人の娘にも恵まれ、年齢を重ねてもその親密さは変わらなかった。ずっとお互いを「ハニー」と呼び合いアツアツだった2人。孫たちは、当初ジェームズさんの名前が「ハニー」だと思い込んでいたほどだ。

2人の仲の良さは、娘から見ても相当なもの。子どもたちの前では、一切けんかをしたことがなかったという。三女のシンディー・スペンスさんは「私が10代の頃、両親は大きなステーションワゴンの車を持っていたけど、母はいつも父の隣に座っていました。どこか歩くときも、いつも手を繋いでいたんです」と、思い出を語る。

長女のキャロル・グルーバーさんは10年前、父親のある不安を耳にしていた。それは、「自分がもしも先に死んでしまったら」という話で、「私なしでロリーが幸せでいられるなんて、考えられないよ」と口にしたそう。若い頃からずっと一緒にいるのが当たり前だっただけに、相手がそばにいない感覚を受け入れるのは難しいと考えていたようだ。そんな2人にも老いは着実に忍び寄り、最近では記憶も疎くなっていた。さらにジェームズさんは、脳卒中を患ったほか、目も見えない状態に。ジェームズさんは四女ダナ・トラブルフィールドさんの家に身を寄せて世話をしてもらい、ロリーさんは療養所で暮らしていた。

ところが先日、ジェームズさんの容態がいよいよ思わしくないと分かった家族は、療養所にいるロリーさんと同じ部屋で看病してもらうことを決め、12月11日にジェームズさんを療養所へ。次の日の朝、一緒に食事をとった2人は仲良くテレビを見ていたが、やってきた看護助手にロリーさんが「私、今日死んじゃうの」と突然告げたという。しかし、看護助手は特段悪くも見えなかったため「大丈夫」とだけ答え、部屋を離れた。

それからしばらくして看護助手がロリーさんの部屋に戻ると、すでにロリーさんの呼吸は止まり、すぐにジェームズさんも息を引き取っていることに気が付いた。医師は「ジェームズさんはロリーさんが亡くなったことがわかり、ショックで他界したのだろう」と推測する。ただ、事情を聞いた四女ダナさんは、1人でいるのが嫌いだったロリーさんが、ジェームズさんを呼んだに違いないと感じているようだ。

12月16日、ジェームズさんとロリーさんの告別式は一緒に開かれた。駆け落ちだった2人は結婚式が挙げられず、いつか行いたいと夢見ていたそうだが、長女キャロルさんは「2人が居なくなって寂しい」とした上で、「こうした形になったことは嬉しい」と、夫婦同時の“旅立ち”には、喜びも感じているという。
Narinari.comより


59回ものクリスマスを一緒に過した二人。ステキな思い出が沢山あるんだろーね。
天国でもきっと手を繋いでいると思うよ。

いつまでもお幸せに…

Couple together for 59 years; die moments apart

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